さよなら「北斗星」!Final Cut~復活した「北斗星」(完)~

北斗星下り150819
(写真)最後は「私らしい。」といわれるこのカットで。下り「北斗星」。
東北本線 上野-尾久にて。2015年8月19日撮影。
EF300㎜ F/2.8LⅢ+Ex.2× 1/250sec f:8 ISO:500 AWB 動体予測機能併用。

最後はこの絵を撮って終わろうと思っていた…。

このブログを長く見に来ている人は、

「あぁ、私らしい絵だなぁ。」

と思われていることだと思う。

実は、この絵もやっておきたかった絵の1枚なのだ。

場所は井堀信号所近くのいつものポイント。

この場所で何度も撮影しているのだが、意外と縦の絵を残していない。

以前撮った「カシオペア」の絵を眺めるたびに、

「格好いい絵が撮れるではないか!出来るなら「北斗星」でやってみたい…。」

ましてや、ここの所HMはずっと金縁「北斗星」…。これがわかる絵にしたかった。

「この絵を撮って〆ることにしよう。」

列車が見えてくると、ファインダーに入って来たところから、思いを込めてシャッターを切り続けた。

結果はご覧の通りで、金縁「北斗星」HMを誇らしげに掲げるEF510の姿を捉えることができた。

不思議なもので、撮影を終えて列車を見送ったのち、久しぶりにある種の満足感みたいなものがあった。

撮影に出ていて、久しぶりにそういう感覚になれた。

プレビューを見ると、いい姿を捉えたとは思うが、やっぱり何かさびしい。

「この姿での走りは、もう見られないんだ…。」

このブログがアップされると、寝台特急「北斗星」の上り最終列車が上野に到着し、登場から27年5か月の活躍に幕が下りる。

今思い返しても、平成2年の春に初めて上り列車でロイヤルに乗れたこと。そのあと何度か上り列車狙いで乗ったこと。

約20年程前の春(このころ、まだ撮る人たちには注目されてはいなかった。)この列車を撮影し始めたころ、北海道場面での撮影で楽しかったことや、(特に春先の撮影で)苦しかったこと、他の人がやってなさそうな絵が撮れた時の楽しさ…。

季節が変わるたびに北海道を訪れては、いろんなシーンを求めて撮影していたこと…。

当時、行った先で人に会うことはほぼ皆無で、たまに会えばプロカメラマンか、地元で専門に撮っている人のいずれかだったこと…。

撮影仲間に連れて行ってもらっては、南東北や北関東場面で撮影できたこと…。

この列車への思いは尽きない…。

これからは、心の中で、思い出の中で走り続けることになるだろう…。

ありがとう「北斗星」!さよならブルートレイン!
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tag : 北斗星 EF510

復活した「北斗星」(10)

北斗星上り150819
(写真)颯爽と駆け抜ける上り「北斗星」を流し撮りした。
東北本線 尾久-上野にて。2015年8月19日撮影。
EF85㎜ F/1.2LⅡ 1/125sec f:11 ISO:100 AWB 動体予測機能併用。

今日の上野発をもって、下り「北斗星」が運転終了する。

2010年からEF81に代わって、牽引機に抜擢されたEF510500番台。

今まで、近所で行ける範囲で、この機関車の格好いい角度を探りつつ、撮影してきたような気がする。

ただ、あまりやっていない絵もあるわけで、その中の一つが本チャン列車の流し撮りだ。

この日も、朝からあまりはっきりしない天気。直前まで露出が決まらなかった。

これでは、ホワイトバランスの調整ができない。

しかし、通過時間間際になって、露出が上がった。

定時より少し遅れ目だったのか、姿が見えると全力で駆けていくような速度で去って行った。

必死で追いながら、流し撮りした。

23日日曜日上野着で1988年3月改正の登場から27年5か月、寝台特急「北斗星」が幕を下ろすとともに、ブルートレインと呼ばれた寝台特急列車が消滅する。

元々、幼少期のブルートレインブームに憧れてこの趣味に入った手前、ブルートレインの終焉は一つの区切りであるとともに感慨深いものがある。

色々書きたいことがあるが、この辺の話の続きは次の更新で語っていきたい。

北斗星下り、いよいよファイナル!

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tag : EF510 北斗星

復活した「北斗星」(9)

北斗星上り推回150819
(写真)上り列車の推回が中々うまくいかなかったアングルでようやく決めることができた。
この絵はどうしても決めたかった。上り「北斗星」推回列車。
東北本線 上野-尾久にて。2015年8月19日撮影。
EF85mm F/1.2LⅡ 1/60sec f:11 ISO:50 AWB 動体予測機能併用。

あと上下合わせて3回で「北斗星」は終わる。

ここまで来て、どういうわけか、

「敢えて、日暮里・井堀界隈で今まで成功していない絵をやって記録に残そう。」

と思ってしまったのだ。

不思議なもので、

「失敗したらどうしよう。」

とか考えなくなっていた。

他の撮影に来ている人とはある意味違う向きにいるから、

「この人は一体何を?」

と思われていたに違いない。

しかし、自分の中で表現したいものがあるから、必然的にその他多数の人とは違う位置になるのだ。

場所は日暮里駅のホームだが、先端ではない。

上り列車は押さえることができた。これは後日ブログに紹介することにして、推進回送列車の時間が近づく。

上野口の客車列車といえば、長年続いてきた推進回送列車のシーンだ。

これを押さえて、寝台列車の撮影といえるのではないだろうか?

時計は9時45分を回り、時間通り推回列車はやってきた。

カニ24のシーンを押さえて、オハネフ25と510の連結部を押さえて、そして一番撮りたかった絵がこれだ。

撮り終わった時に、

「うまくいった!」

と久々手ごたえを感じた。

プレビューを見た時、思わず、

「これは本チャンか?」

と思ってしまった位、流し撮りに手応えを感じた1枚だ。

今まで失敗しまくりだった縦流し推回。最後の最後でようやくうまくいった。

今日も、シャッターを押す時に、今までの思いを込めて押していたような気がする。

「格好よく撮れてるでしょ?」

ここで撮影していた皆様、お疲れ様でした。

北斗星下り最終列車まであと1回。

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復活した「北斗星」(8)

北斗星下り150817
(写真)旧盆明け復活運転1回目はまさかの雨。これが最後の雨になるのか?
東北本線 上野-尾久にて。2015年8月17日撮影。
EF85㎜ F/1.2LⅡ 1/1000sec f:4 ISO:800 WB:くもり。

これから上下合わせて5回で「北斗星」の運転が終わるとともに、ブルートレインと呼ばれた寝台特急列車の歴史に幕が下りる。

ひとつの時代の終わりの日がやってくる…。

この日は明けで、買い物を済ませて家に帰ってきたら、ザーザー降りの雨でとても上がりそうにもない…。

「どうしよう?」

職場の先輩から、ロケ地に着きましたメールが来ていたので、

「やっぱり行こう!ここまで来れば、雨のシーンも記録になる。」

現場に到着すると、職場の先輩も含め何人か来ている。

改めて、終わりが近いことを実感する。

時折激しく降る雨の中での撮影は本当に久しぶりだ。

昔、秋口に狩勝越えの列車撮影に行ったときに激しい雷雨だったことを思い出した。

時計は16:20を過ぎ、間もなく通過時間だ。

下り地平の接近表示灯が点滅し始めたが、下り高架の接近表示灯が点滅しない。

「今日は被らないな…。」

16:22過ぎ、遠目から3灯のライトが見えてきた。

「来た!」

ピントを置いたところで撮影した。今日も「金縁」HMだ。

写真ではわかりにくいのだが、この日も2人乗務で、助士席側のワイパーも使用していた。

雨の中通過する金縁「北斗星」。

この姿を記録できるのが、残りわずかだという思いが、一回一回思いを込めてシャッターを切っているような気がします。

雨の「北斗星」もこれが最後か?

激しい雨の中、職場の先輩を初め、ご一緒した皆様お疲れ様でした。

北斗星」下り最終列車まであと2回。

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復活した「北斗星」(7)

北斗星下り0811
(写真)やっぱり、この場所でこの姿を押さえたかった。下り「北斗星」。
東北本線 上野-尾久にて。2015年8月11日撮影。
EF300mm F/2.8LⅢ+Ex.1.4× 1/500sec f:5.6 ISO:200 WB:晴れ。動体予測機能併用。

やっぱり、この場所でこの姿を押さえたかった。

「列車自体も終盤で、本チャンはこの場所で撮れるのだろうか?」

という疑念を持ちつつ、日暮里で推回を撮ってからやってきた。

実際、この場所前後も多くの人が訪れていた。

普段私が撮っている場所には、既に先客が2人もいて絶望的。

そこで、いつも撮る場所より少し前に出て撮影することにして、ちょうど空いているところから撮影することにした。

それにしてもこの場所、人数が多かった割には思ったほど空気が悪くなくて安心した。

特に夏休みの学生さんで撮り鉄している人の礼儀正しさがとても印象的な撮影だったのだ。

事前に、

「姿が写りこみませんか?」

とか、

私の前に入ろうとした人は、

「ここで撮っても大丈夫ですか?」

と確認して来たり。

まぁ、確認することは当たり前なんですけど、中には後からやってきたくせに黙って入るケースもあるから困ったものだ。

時計は16:20を回り、いよいよ「北斗星」はやってくる。

「常磐線からの回送列車に被られないように…。」

16:23過ぎ、地平下りの接近灯が点滅し始めた。しばらくたってから高架下りが点滅。

このタイミングならまず回送列車には被られないだろう。

ほどなく、下り金縁ヘッドマークを付けた「北斗星」が現れた。

機関車の顔が顔が少し左へ向いたところからシャッターを切り始めた。

結果はご覧の通りだが、金縁ヘッドマークの「北斗星」がいつもとは違った雰囲気を醸し出している。

やっぱりこの場所でこの姿を押さえてよかったと思った。

いよいよ来週3回の運転で終わりを迎える。

果たして、この組み合わせで最後まで行くのだろうか?旧盆明けの運転再開が楽しみだ。

ここでご一緒した皆様、お疲れ様でした。

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tag : 北斗星 EF510

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早いもので、最初に買った単焦点レンズで撮影するようになってから22年が過ぎました。

未だに単焦点レンズの描写の良さから使用し続けている状況です。カメラバックが重くても、単焦点レンズを詰めて撮影に出かけています。

過去に撮ったものから、最近撮影したものまで、撮影する際に心がけていることや気になること、こだわっていることを書いています。

ごくまれに「ひとりごと?」を書くことがあります。

リンクについては、私が「いいねぇ!」と思ったリンクを適宜追加していきます。

なお、私のブログはリンクフリーです。

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