日陰で動体予測機能を試してみる(1)

ef65213801
(写真)こういう写真を撮ると、よく「私の写真らしい。」と言われる(笑)。
東北本線 王子付近にて。2013年9月13日撮影。
EF300㎜ F/2.8LⅢ+Ex.1.4× 1/250sec f/5.6 AWB iso320 動体予測機能併用

鉄道写真を撮影してくると、色々と思うことがある。

その中の一つが、

「機関車や電車の顔がわかる写真を撮ること。」

厄介なことに、これが簡単そうに見えて簡単ではない。

最近では、LEDの表示機を使ったものが電車を中心に増えて、表示を切らないようにすることも一苦労なのである。

余り早いシャッターを切ってしまうと、表示がぶつ切りになってしまって、何を表示しているのかがわからなくなってしまう。

そうかと思えば、電気機関車、特に直流機は2基のパンタを上げている手前、正面寄りのパンタグラフがフォーカスアウトしてしまうと意味がなくなってしまう。

決まれば実にシンプルで被写体の特徴がわかりやすいのだが、実際にはなかなか思うようには決めさせてはくれない。

さて、写真の話をしていこう。

この日は75列車が愛知の原色EF641041号機だったので、南流山で撮影をした。

しかし、あまり手ごたえが感じられなかった。

幸い、この列車は越谷(タ)で停車中に先回りができるので、南越谷以西で撮影しようとした矢先に先行列車で人身事故が起こってしまい断念。

偶然にも降りた駅が東川口。

「ひょっとしたら、王子で3071列車と2073列車には間に合うだろう。全体的に日陰になるので、撮影は楽かも…。」

「日陰下での動体予測機能は上手いこと動作するだろうか?」

振替乗車で王子に出て、時計を見たら15時半を過ぎていた。早速、以前撮影した場所に行ってみたが…、

今まであった柵の内側にフェンスが張られてしまい、以前このブログで紹介したような写真はもう撮れなくなってしまった。

ただ、来てしまった手前、回りを見渡してみると、

「横は難しそうだけど、縦だったらイケるんじゃないかな?」

そうなれば支度は早い。

カメラバッグから300㎜を取り出して三脚に取り付けてファインダー越しに覗くと、イマイチ足りない。

エクステンダー1.4を取り出して追加してみたら、なかなかいい感じ。

「これで撮影しよう!」

準備が整い、あとは列車を待つのみ。まずは3071列車が通過。そのあと下り普通電車が通過。

そして…、

16時を回って、上り2082列車が通過した後、程なく遠目からゆっくりとEF65PF牽引の2073列車が見えてきた。1エンド頭だ。

「来た!」

正面を追いつつ、決めたところからシャッターを連写した。

結果はごらんのとおり。

日陰で少し意地悪な条件だったにもかかわらず、動体予測機能はきちんと追従していた。ちょっと安心した。

これを見てみたかったので。

機関車自体は更新機ではあるものの、1エンドが頭なのが何よりも良かった。

PF機は2エンド側もいいけど、やっぱり1エンド側なのだ。

年々EF65自体、機体数が少なくなってきているので、機関車の色云々とはもう言ってられない段階に来ている。

記録できる範囲で、表現の可能性を探りつつも、もう少しEF65PF機は撮影しておこうと思う。
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ワイドレンズの醍醐味(2)

北越急行681系「はくたか」(1)
ワイドレンズを使って、青い空と681系北越急行車を組み合わせてみた。
上越線 大沢‐石打にて。
EF28mm F/1.8 1/1600sec f:4 iso100 WB:太陽光 2012年8月4日撮影。

当ブログを閲覧の皆様、残暑お見舞い申し上げます。

しかし、関東は連日猛暑続きですねぇ。余りにもの暑さでやる気そのものが失せそうになります。

さて、当ブログも久々の更新ですが、先週休暇を取ってお出かけした時に撮影したコマから1枚紹介しようと思う。

上越線も、越後湯沢駅~六日町にかけては、日中は115系の普通列車のほか、ほくほく線からの直通電車や特急列車が運転されていて、意外と面白いことに気づかされます。

ただ、この線も上下線間を区切るタイガーロープが多く、タイガーロープのない区間で撮影できる場所は限られています。

この日は午前中からあちこちロケハンついでに撮影を始めて、この場所に着いた時には既に15時を回っていた。

15時台は30分過ぎから20分の間に3本の上り列車が行く。時間はまだあるので、ロケハンを開始するが、思ったように線路際まで近寄るのが厳しい状況…。それで、前後をふらふらした挙句、ようやく決めたのが写真の場所だ。

朝から天気も良くて暑かったが、風が出てきたおかげで青空がきれいだ。空を大きく入れて撮影することにしよう。

ここでレンズを合わせ始めるのだが、敢えて28㎜で撮影することに。電線が横切っていてちょっとごちゃごちゃしている感があるが、空と「はくたか」号の車体色を組み合わせたら面白いかと思い、28㎜を選んだ。

やがて、遠目に「はくたか」号が見えてきた。北越急行車だ。JR西日本の681系と同じ形状だが、北越急行車の正面の赤色と側面の赤帯が編成上のアクセントになる。

やがて「はくたか」号がカーブを回って、直線に入って手前の架線柱を超えたところからシャッターを切った。広角レンズはシャッターを押すタイミングは一瞬なので、集中してシャッターを切った。

結果はごらんの通り。ワイドレンズ特有の伸びやかさを使って681系電車の正面形状とサイドを捉えた。手前の電線が入って多少ごちゃごちゃしてはいるが、青空も取り込んでいい感じにまとまった。

ここでも、ワイドレンズで撮影することで上手くまとめられたような気がする。

状況にもよるが、意外とワイドレンズで撮影できる状況でこのレンズを使うと新鮮味がある。恐らく、ワイドレンズで撮影した写真が紹介されるケースが少ないからだろうか?

まだまだワイドレンズで撮れる状況があれば、撮影してみようと思う。

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ジャンル : 写真

駅での撮影法(1)

都営5300形(1)
(写真)少し前の写真だが、この場所で都営5300形を撮影した。
京成線 四ツ木にて。2005年5月撮影。
EF135㎜ F/2L 1/1000sec f/4 iso100 AWB

早いもので、もう6月今月最初のブログを書こうかと思う。

毎日、いろんなところのブログを見て回っているが、結構気になるのが、列車の写真でバランスの良さが疑わしい絵が結構見られる。

というわけで、今回紹介する絵は、

「ホーム端の写真は、立って撮ったからって必ずしもいい絵が撮れるわけではない。」

という話。

紹介する写真は、いまとなっては結構前の写真になってしまったが、午後の遅い時間に四ツ木駅のホーム先端付近から撮影したもの。

この「先端付近」という立ち位置がポイントなのである。

京成押上線は、京成の電車に限らず、乗り入れ各社の電車が顔を出すので、長い時間撮影していても飽きない。

実際にこの写真を撮った状況を記していくと…、

この日はすでに初夏の陽気で、日中は暑かった。しかし、四ツ木駅は近くを荒川放水路が流れている手前、夕方になると心地よい風が吹いていた。

ロケ地に着いて、実際にレンズを合わせてから、ベストのアングル、ポジションを考える。

この際に、立っている状態で合わせようとすると、ホーム高さがある分だけアングルが高くなって、上から見下ろすような絵になってしまい、バランスがあまり良くない。

そこで、私の出した結論は…、

「駅撮りはホーム高さがある分だけアングルが高いのだから、しゃがんでみたらどうだろうか?」

結果はごらんのとおり。バランスの良い絵が得られた。

ここで気を付けなければならないのは…、

・駅先端で撮影する際に、ホームの分だけ高さがあることで普通に線路際で撮影するのとは被写体の見え方そのものが違うこと。

・ホーム上で立った状態で撮影すると、見え方が不自然な見え方になること。

・駅先端にかぶりついたところで、必ずしもいい絵が得られない場合があること。

・駅先端から少し引いたところに、意外といいアングルがあること。

・ホームからの撮影なので、点字ブロックより内側で撮るのは当たり前。

毎回、撮影したものを眺めながら、

「よくない部分は何か?」

を考えながら眺めていると、いい絵を撮ることに対して、また一歩近づくのではないかと思うのである。

常々、

「撮れてよかった。」

で満足しないで、

「どうやったら、いい絵が撮れるか?」

を考えながら撮影した方が面白かったりするんですねぇ…。

まだこの辺の話は、もう少し出来そうなので、折を見てまた話そうかと思う。

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夕暮れ時の貨物列車を捉える(1)

EF510牽引の2082列車
夕暮れ時は自分の中のイメージに近い絵が撮れたりすると、うれしかったりします。常磐線 隅田川(貨)付近にて。
EF200mm F/2.8LⅡ+Ex.2× 1/250sec f:11 iso100 WB:10000K 動体予測機能併用 2012年3月6日撮影。

3月に入って、すっかり日が長くなったことを実感するようになった。

さて、この絵も撮るたびに失敗し続けたものの、ようやく自分のイメージに近い絵が撮れたので紹介しよう。

この日も、いつものように安中号を撮って、89列車、DE10入換、3071列車、2073列車と順に撮影していた。

やがて時刻は16時を回り、あと数分で2082列車が帰ってくる時間だ。気温も高く、すでに春の日差しになってきてはいたが、思った以上に晴れているので、ちょっと色温度をかけて大げさな夕暮れ時を再現することに。

旅客線を「スーパーひたち」が通過していくと、ほどなくEF510牽引の2082列車が見えてきた。

機関車が正面を向く前後からシャッターを切り始めた…。

「手ごたえはあったかな?」

結果は写真の通り。

かなり大げさな?!夕暮れ時を走る列車を再現できて、しかもEF510のエッジを強調するような絵になった。水平も問題なさそうだ。

撮影に出ていて、久しぶりに天気が良かったので、ついついこういう絵が撮りたくなって撮ってみた。

夕暮れ時で強い逆光はなかなか面白い。特に頭の中で思い描いたイメージに近いものが得られた時はうれしかったりするものです。

私自身、撮影に出るたびにいつも思うことなのだが、その場所に立った時に、色々イメージを思い浮かべたりして考えながら撮影するのは面白い。

まだまだ撮影してみたい。

テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 写真

田端EF81を望遠レンズで切り取る(1)

EF8197号機先頭の安中号
田端運転所のEF81牽引の貨物列車はいつまで走るのだろうか? 常磐線 北千住にて。
EF300mm F/2.8LⅢ+Ex.1.4× 1/250sec f:5.6 iso1250 WB:くもり 動体予測機能併用 2012年2月15日撮影

こういう写真を紹介すると、撮り仲間から、

「私の写真らしい。」

とよく言われるものですが(笑)、敢えてこの写真について語っていこうと思う。

寝台特急列車の牽引機がEF81からEF510に変わって久しい。その間にEF510の増備も進んで、貨物列車の運用もEF510に移管されると、急速に田端81の廃車も進んでしまい、81の貨物列車自体ほとんど見かけなくなってしまった。

「ついに終わりの時が来るのか…?」

しかし!数は減らしながらも、2月に入ってから曜日限定の感はあるものの、再び安中号に田端81が入って来るようになった。

「これは何らかの形で記録しないと…。」

この日はあいにくの曇り空。北千住駅の上りホーム取手寄りやや中心寄りでカメラをセット。300㎜でもよかったのだが、微妙に空が空いてしまいバランスがいま一つ。

そこにエクステンダー1.4をねじ込んでみたら、なかなかバランスがいい。これで撮影することにしよう。

15:00発の上野行きが出ていき、さらに下り列車が行った後、上り通過列車の接近放送が鳴った。

やがて、右カーブからEF81が顔を出した。97号機だ。ポイントを過ぎた辺りから動体予測を開始。バランスの良いところから連写。

結果はご覧の通り。はっきり顔がわかる写真になった。

たとえ場所が限られた場所でも、縦に切り取れるのならば、縦に切り取っても十分に撮影できると思うし、機関車も電車も「顔」がわかる写真を撮るのが好きだったりするんです。

それにしても、JR東日本の機関車は手入れがよく、写真の97号機も状態が良い。ただ、残された田端81もいつまで走るかわからない。もう少し記録しておこうと思う。

テーマ : 鉄道写真
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Author:W1
早いもので、最初に買った単焦点レンズで撮影するようになってから21年が過ぎました。

未だに単焦点レンズの描写の良さから使用し続けている状況です。カメラバックが重くても、単焦点レンズを詰めて撮影に出かけています。

過去に撮ったものから、最近撮影したものまで、撮影する際に心がけていることや気になること、こだわっていることを書いています。

ごくまれに「ひとりごと?」を書くことがあります。

リンクについては、私が「いいねぇ!」と思ったリンクを適宜追加していきます。

なお、私のブログはリンクフリーです。

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