貨物に旅客に日夜明け暮れたED79形電気機関車(1)~快速「海峡」~

海峡上り縦97年8月1
(写真1)旧盆時期の道内は本当に晴れない。上り「海峡」。
江差線 渡島当別-釜谷にて。1997年8月撮影。

改めて、

「定期の客車列車が終わったんだなぁ。」

って思うことが多くなった。

ただ、いつまでもそんなことに耽ってはいられない…。

1988年の青函トンネル開業から日夜青函輸送を支えてきたED79が、新幹線開業とともにその役割を終えた。
最後まで輸送にあたった5台の機関車は既に函館を去り、苗穂で順次解体作業に入っている。

ここでは、ED79の功績を讃える意味も込めて、何回かに分けて紹介していきたいと思う。

第一回目は、新幹線八戸開業まで日中の主力列車だった快速「海峡」号。
専用の50系客車を中心に、2往復は「はまなす」の間合いの14系で運転されていた。(写真1)

ただ…、撮影に出向いた時期が旧盆期間で一番晴れない時期だったことを思い出した。

海峡上り横97年8月2
(写真2)定番での撮影だが、こちらは50系使用の「海峡」。
江差線 渡島当別-釜谷にて。1997年8月撮影。

写真2は「海峡」号テコ入れ策の一環でカーペット車の連結が始まって間もなくのころに撮った写真。
この後、「カラオケカー」やドラえもんラッピング等、外観だけはにぎやかになった覚えがある。

海峡上り02年9月1
(写真3)末期は「ドラえもん海底列車」として走っていた「海峡」。
江差線 釜谷-札苅にて。2002年9月撮影。

写真3はあと2か月余りで新幹線八戸開業で廃止となる「海峡」号を撮影したもの。
ドラえもん色が濃くなった末期だったような気がする。

「ドラえもん海底列車」は、のちに専用塗装にした781系で運用された。

海峡上り02年9月2
(写真4)「ドラえもん海底列車」になってからは、何パターンかの塗り分けの機関車が見られた。
海峡線 木古内-知内にて。2002年9月撮影。

「ドラえもん海底列車」当時、ED79は専用塗装にされた機関車が旅客列車に当たり、専用塗装にしなかった機関車は貨物列車に入ったために、一時的に運用が分かれていた。

「ドラえもん海底列車」は、廃止になる1・2か月前で終わったようで、ラストはいつもの「海峡」号の装いで終わったような気がする。

快速「海峡」が廃止になって14年…。

月日の経つのが本当に早く感じるようになったのは気のせいだろうか?
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(予告)青函の立役者たち~新幹線移行に際して引退した車たち~

昭和63年3月に青函トンネルが開通してから早くも28年…。

いよいよ26日から新幹線が開業します。

既に青函区間は新幹線電圧に昇圧されてしまい、同時に長年青函輸送を支えてきた車たちが引退しました。

そんな青函輸送を支えた車たちに着目して紹介していく予定です。

予定では…、

・貨物に旅客に日夜明け暮れたED79形電気機関車

7月8日追記。

貨物編のみ、しばらく延期します。
以下のタイトルに関しても、当面の間延期します。ご了承下さい。

・青函区間から姿を消したEH500形電気機関車

・青函輸送終了と同時に引退する青森車両センター所属のJR東日本485系電車

数回に分けて紹介する予定です。

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さよなら最後の急行列車「はまなす」(完)~ありがとうED79~

はまなす下り05年02月10日
(写真1)この列車が青森駅を発車すると、青森駅から定期の夜行列車が姿を消すことになる。
いずれも写真は青森にて。2005年2月10日撮影。

いよいよ長年続いてきた夜行列車のフィナーレだ。

恐らく、今日も編成は客車12両だろう…。

下り「はまなす」最終列車は、前日の夜に上り「カシオペア」最終列車を牽いてきたED79が付いて重連になる可能性がある。

となると、(写真2)のようなことも…。

はまなす下り05年2月8日
(写真2)機関車の回送があると重連になるが、回送機が前についてしまうとヘッドマークが消えてしまうことも。
最終日の下りは前日青森に着いた上り「カシオペア」の機関車が残るので、この姿になってしまうのか?
2005年2月8日撮影。

この列車が函館に着いて、函館運輸所に引き上げると、約28年にわたり青函間の輸送を支えてきたED79の役目が終わる…。

さらに、札幌運転所に客車が到着すると、夜行客車列車、急行列車としての幕が下りることになる。

定期で運転されてきた夜行客車列車が姿を消すことになる。

青函トンネルが開業してから、寝台に貨物に明け暮れていたED79

元々はED75700番台だが、改造対応で抜擢された機関車たちは他の僚機が姿を消す中で、最後まで青函の主として活躍してきた。

貨物列車では重連で牽引して、旅客列車は昼間の快速「海峡」を中心に、夜間早朝は「北斗星」・「エルム」・「トワイライトエクスプレス」・「日本海」・「カシオペア」・「はまなす」と日夜働いていた。

金太郎の増備で貨物の委託が無くなると同時に補機専用の100番台は姿を消した。

後年は、旅客列車中心に活躍を続けてきたが、いよいよ見納めになる。

一つの目的に特化した機関車が姿を消す。

さようなら「はまなす」。ありがとうED79

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~さよなら最後の客車寝台特急「カシオペア」、ありがとうEF510銀ガマ~

カシオペア上り160218
(写真1)終着上野に向けて走る「カシオペア」。
東北本線 尾久-上野にて。

カシオペア上り推回160218
(写真2)上野-尾久の客車の回送の定番だった推進回送。これもしばらくは見納めだ。
東北本線 上野-尾久にて。

このブログがアップされる頃、客車寝台特急「カシオペア」は運転を終了する。

1999年7月に登場してから16年9か月余り…。改めてお疲れ様でしたと言いたい。

幼少期から寝台特急列車に憧れて、実際に乗ることや撮ることが楽しみだった。

卒業旅行で初めて乗った「北斗星」に衝撃と感動を受けて、機会があれば何度か乗って楽しんだ。

ふとしたきっかけで初めて乗った「トワイライトエクスプレス」に魅了されて、その後何度も乗っては、非日常的な時間を楽しんだことが懐かしく思い出されます…。

特に、北海道場面で見られるDD51重連で寝台列車を牽引して駆け抜けていく姿が何ともカッコよくて、これを記録したくて機会が許す限り、何度も撮影旅行に出ていました。

撮影に行くたびに、あらゆる場所でDD51重連の姿が見られたことが本当にうれしかったし、楽しかった。

特に冬場に雪の中を駆け抜けていく姿が見たくて、何度も撮影に通ったことが本当に懐かしいです。

最近では近所で撮影することが多くなりましたが、近所でも十分に(私自身が納得出来る範囲で)撮影できることに気付けたことも大きかったです。

牽引機がEF510になってから、列車が消えるまでの最後の2・3年余りで良く撮りに行っていたような気がします。

そんなEF510も、貨物会社への譲渡が決まっているようで、「カシオペア」が終わると、旅客からは姿を消すことになる。

6月からクルージング列車で運転が継続されることが発表されてはいるが、窓口で切符を買って乗る列車ではなくなる。

こうなってしまっては、もう運転継続とか存続とか言わないのだ。

窓口で切符を買えて、定期的に運転があるからいいわけだから。

明日の朝、青森から「はまなす」が札幌に着くと、いよいよ夜行の客車列車自体が姿を消すことになる。

ひとつの時代が終わる感じがすると同時に、早く目的地に着くこと、一層時間をお金で買う時代が進んで、目的地までの距離感や、景色変化に対する感覚が鈍くなってしまって、さらに気持ちのゆとりとかがなくなってしまうような気がするのは気のせいだろうか?

行く場所によっては、交通手段の選択肢が余りにも少なくなってしまったようにも感じてならないのです…。

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さよなら最後の急行列車「はまなす」(1)

はまなす上り07年5月
(写真)上り列車が日付が変わって最初の停車駅は伊達紋別。
急行「はまなす」は所定編成じゃないと撮影ができない。
室蘭本線 伊達紋別にて。2007年5月11日撮影。

所定で運転していれば、あと9時間余りで「カシオペア」は営業運転を終える。

ただ、青函を走る夜行列車は、JR線上で最後の急行列車となった「はまなす」が残っている。

私自身、本州から直通の寝台特急列車を中心に撮影していた手前、急行「はまなす」はほとんど撮影していない。

少ない中から撮影していたものを紹介していきたい。

所定連結だと、伊達紋別は編成写真が撮れる数少ない駅だったような気がした。

この日は翌朝の海峡線寝台列車撮影に向けて、移動する途中で伊達紋別駅に立ち寄って撮影したもの。

夜遅くなってから雨が降り出してしまった。

それでも、列車自体は、所定連結でやってきたおかげで撮影することが出来た。

この列車を見送ってから、木古内に向けて夜通し走ることに。海峡線場面で早朝の寝台列車を撮影するために。

今思い出しても、

「よく移動したなぁ。」

って思う。それだけ気力も体力もあったのかなぁ??

写真の1068号機も良く撮影した機体だったが、すでに姿を消してしまった。

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客車寝台特急列車終焉に向けて(終)~さよならDD51重連牽引「カシオペア」~

カシオペア上り15年2月
(写真)最後は「私らしい。」この絵で終わろうと思う。上り「カシオペア」。
千歳線 美々にて。2015年2月撮影。
EF300㎜ F/2.8LⅢ+Ex.2× 1/250sec f:8 ISO:800 WB:10000K 

北海道場面、最後は「私らしい。」この絵で終わろうと思う。

この日は撮影最終日。薄曇りの日で、わずかながらも薄日が射す中通過した「カシオペア」。

夕暮れ時の姿を再現したかったのだが、私の中で意図していた絵とは少し違ったものになってしまった。

それでも、今となっては気に入った絵の一枚なのだ。

写真の1142号機は、ダイヤ改正とともに離脱。

この年も暖冬傾向で雪は少なく、本来狙って絵を撮ることすらままならない状況で、お話にならない状況だった。

もう、ここ数年の暖冬傾向には撮影に行くたびに本当に悩まされたものだ…。

思えば、1995年春に本格的に寝台特急列車を撮り始めてから20年余り…、最後の客車寝台特急列車が幕を降ろす…。

特に北海道の非電化場面でのDD51重連牽引の寝台特急列車撮影にこだわってやってきた。

社会人になってからは、少しでも時間があれば、撮影に行っていたような気がします。

天気に泣かされたり、撮影が思うようにいかなくて悔しい思いをしたことも…。

改めて、自分が撮影した数々のシーンを見返すたびに、その時の状況が浮かんでくるから不思議なのです。

最後の?北海道直通客車寝台特急「カシオペア」がデビューしたのが1999年7月。

私の中ではつい最近のことのように思えてならないのです。

カシオペア」北海道場面、ファイナル!

乗っても、撮っても楽しかった想い出の詰まったDD51牽引の寝台特急に「ありがとう!」

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tag : DD51 カシオペア

客車寝台特急列車終焉に向けて(31)

カシオペア下り2016年3月1日
(写真)やっぱり下り列車最後はこの絵で。下り「カシオペア」。
東北本線 上野-尾久にて。2016年3月1日撮影。
EF300㎜ F/2.8LⅢ+Ex.2× 1/250sec f:8 ISO:400 WB:10000K 動体予測機能併用。

「北斗星」の時以来、またまた「私らしい。」この絵で〆ようと思う。

銀ガマ「カシオペア」でこの絵だけがなかった…。

この絵をやろうとすると、「青い」のが来てしまって、「しまった!」となることが多かったからだ。

今となっては、それはそれで十分に良かったワケだけど…。

意外とこの場所で敢えて縦で撮影する人を見かけないのだ。

このアングル、個人的には結構気に入っているのだが…。

この日はベテランの運転士がハンドルを握っていた。

今日の下り列車でこの姿は見納めになる。

8日上野着以来、運用を離れていた510号機が最終列車の先頭に立つそうだ。

いよいよ、客車寝台特急列車の幕を下ろす日が近づいてきた。

カシオペア」下り列車、いよいよファイナル!

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客車寝台特急列車終焉に向けて(30)

カシオペア上り14年5月18日
(写真)定番の写真も押さえているので、営業列車の最後になる前にアップしておきたい。上り「カシオペア」。
東北本線 尾久-上野にて。2014年5月18日撮影。
EF200㎜ F/2.8LⅡ 1/800sec f:5  ISO:100 WB:晴れ。

営業列車の最後になる前に定番の写真も紹介しておきたい。

この場所、写真のように側面に光線が回るのは5月の連休頃から8月頃までに限られる。

その時期を逃すと、側面には日が回らないのだ。

昔からの定番ではあるものの、実は期間限定ポイントでもあるのだ。

この時期を逃すと、曇り以外は側つぶれ写真を量産することになる。これはイタイ…。

この日は朝からいい天気で、

「やっぱり、定番の絵を撮っておこう!」

と意気込んでやってきたものの、現場に付いたら誰もいなくて拍子抜けしたものだ。

通過時間間際になって2・3人で見送ったような気がしたので、かなり平和な撮影だったことを思い出した。

カシオペア」上野発、いよいよファイナル!

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客車寝台特急列車終焉に向けて(29)

16031801.jpg
(写真)こういうシーンも入れておきたかった。下り「カシオペア」。
室蘭本線 黄金-崎守にて。2006年6月撮影。

機関車中心の絵もいいので、載せておくことにしよう。

この場所も、横で撮るのが定番になっているようだが、敢えて縦に撮って機関車が際立つ絵を撮ることにした。

この姿を見られるのも、あともう少し。

カシオペア」札幌発はあと2回。

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客車寝台特急列車終焉に向けて(28)

カシオペア下り2016年3月15日
(写真)この姿を見られるのも、下り列車ではあと1回となった。
いよいよ、上野駅を発車する寝台特急列車が見納めになる時が…。
東北本線 上野-尾久にて。2016年3月15日撮影。
EF300㎜ F/2.8LⅢ+Ex.1.4× 1/500sec f:5.6 ISO:400 WB:10000K 動体予測機能併用。

この時期でこの組み合わせの写真だけがなかったと思う。

3月も中旬に入り、日没も遅くなっている。冬至の頃の日の短い時とは違って、日も高くなってきている。

逆に冬至の頃とは違った雰囲気が出せるだろうと踏んで撮りに出た。

久しぶりに職場の先輩が撮影に来ていると連絡があって、久々一緒に(場所は前後しているけど)撮影した。

列車が終盤にかかってきている割には、思ったほどテツな人はいない。

この日は、3月にしては風が冷たい日だったおかげで、陽炎も出ずにシャッターを押すことが出来た。

この写真のロケ地の井堀信号所近くも、西日暮里駅から比較的近いこともあって、何度も通った場所の一つだ。

この場所で撮影に来ていた職場の先輩をはじめ、皆様お疲れ様でした。

カシオペア」上野発はあと1回。

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プロフィール

W1

Author:W1
早いもので、最初に買った単焦点レンズで撮影するようになってから22年が過ぎました。

未だに単焦点レンズの描写の良さから使用し続けている状況です。カメラバックが重くても、単焦点レンズを詰めて撮影に出かけています。

過去に撮ったものから、最近撮影したものまで、撮影する際に心がけていることや気になること、こだわっていることを書いています。

ごくまれに「ひとりごと?」を書くことがあります。

リンクについては、私が「いいねぇ!」と思ったリンクを適宜追加していきます。

なお、私のブログはリンクフリーです。

他のFC2ブログから当ブログにご訪問の皆様、いつもご訪問いただき、ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。

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